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多くの家族がマイホーム購入時に住宅ローンを組んでいます。
住宅ローンには金利の支払いが上乗せされますが、可能な限り安く抑えたいものですよね。
そこで今回は、住宅ローンの金利を安く抑える方法を紹介いたします。
金利ゼロとまではいきませんが、紹介する方法を上手に利用することで返済総額を大きく変えられますよ。
目次
まず住宅ローンにおける金利がどれほど重要な値か再確認しておきましょう。
たとえば3,000万円を35年ローン・固定金利1%を、元金均等方式で返済していく場合、金利の総額は5,262,332円になります。
同じ条件で金利0.9%とした場合、金利の総額は4,736,082円です。
金利が0.1%変わるだけで、52万円以上が節約できることになります。
金利は住宅ローンの返済総額に大きな影響を及ぼしているため、金利を抑えることは家計を守ることにつながるのです。
金利を安くする方法は大きく「借り入れ金額を抑制する」「金融機関の優遇を利用する」「社会的な印象を良くする」の3つに分類されます。
最も使いやすいのは金融機関の優遇を利用することですが、最も効果が高いのは借り入れ金額を抑制することです。
社会的な印象を良くすることも有効ですが、すぐに実行しづらいというデメリットもあります。
自己資金を増やして住宅ローンの借り入れ金額を抑える方法です。
自己資金が投入されていると金融機関からの印象が良くなり、金利が上がる可能性があるのです。
なお金融機関によっては「いくら以上の自己資金で金利を○%下げる」と明確に決められていることもあるようです。公開していなくとも、ある程度の自己資金で金利は下げられます。
また金利だけでなく住宅ローンの返済総額も抑えられるため、結果的に最も効果が高い方法として非常におすすめです。
住宅ローンを組む金融機関を給与振り込み口座に指定することで、金利を下げられることもあります。
金融機関にしてみれば毎月の給与を把握でき、そこから住宅ローンを差し引けるため、非常に助かるのです。
住宅ローンの広告に「給与振り込み口座に指定すれば金利が下がります!」等と書かれていることも少なくありません。
特にこだわりがなければ振り込み口座に指定しましょう。
こちらも金融機関から提示されることが多い条件です。
住宅ローンを組む金融機関のカードローンやクレジットカードを契約すると金利が下がるというもの。
カードローンやクレジットカードは、契約しても借り入れしなければ支払いは発生しません。カードだけ作成してタンスにしまいこんでおいても金利は引き下げられます。
大企業に勤めている人は、中小企業に勤めている人よりも金利が優遇される傾向にあります。
なぜなら給与が安定していることからローンの支払いが滞る可能性が低いためです。
金融機関が住宅ローンを貸し付ける際に恐れているのは「返済が滞ること」です。
そのため、給与が突然下がったり収入が不安定だったりすると住宅ローンが組みにくく、金利も高く設定されてしまいます。
逆に大企業に勤めている人は、給与が安定しており住宅ローンの返済も見通しが立っているので、金利も低くできるという理屈です。
転職可能であれば、大企業への転職後に住宅ローンを組みましょう。
住宅ローンの金利は想像以上に返済総額を押し上げている要因です。
今回紹介しました方法を利用して金利を少しでも下げ、住宅ローンの返済総額を安くしましょう。
浮いたお金はエクステリアや家電の購入費用にしたり、子どもの教育資金に回したりして充実した生活を実現するためにお使いください。