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住宅ローンのお得な借り方

マイホームの購入時には住宅ローンを検討する人が多いものです。

「でも、住宅ローンってどうやって選ぶの?」「できるだけお得に借りるコツは?」と疑問もたくさん出てきますよね。

そこで今回は、住宅ローンの借り方とお得な利用方法についてまとめました。

 

●住宅ローンの借り方

まずは住宅ローンの借り方から見ていきましょう。

 

1.いくらまで借りられるか知っておく

住宅ローンは収入や返済する期間などによって、借りられる限度額が定められています。

借入上限額は金融機関によって多少前後するものの「年収の30%×返済期間」とされていることが多いようです。

<例>

年収500万円の人が25年ローンを組む場合

年収500万円×30%=150万円

150万円×25年=3,750万円

 

2.住宅ローンを選ぶ

借り入れる金額を決めたら、次は借入する金融機関と金利タイプを選びます。

金利タイプには「変動金利」「全期間固定金利」「当初固定金利」の大きく3パターンがあり、それぞれ特徴が異なります。

 

<金利タイプ別特徴>

▶変動金利

一定期間ごとに適用金利の見直しが行われるタイプです。

他より借入当初の金利が低いものの、見直しで金利が上昇する可能性もあります。

▶全期間固定金利

住宅ローンの借入時点で支払う金利が確定するタイプです。

返済計画が立てやすいのですが、金利自体は高めに設定される傾向にあります。

▶当初固定金利

住宅ローンを借入してから数年間は同じ金利が続き、その後は一定期間ごとに金利の見直しが行われるタイプです。

固定期間の金利は少し高めに設定されますが、以降は金利が下がることもあります。

 

3.事前審査

自己申告の内容を元に、物件情報や収入などが審査されます。

事前審査の段階で1つの金融機関に絞り込む必要はありません。

むしろ審査落ちしてしまうこともありますから、2〜3つの金融機関に申請しましょう。

 

4.本審査

事前審査では自己申告でよかった書類も、本審査では第三者が作成した書類をいくつも揃えなくてはなりません。

審査期間も2〜3週間ほどかかりますので、早めに書類集めに取り掛かりましょう。

 

5.契約・融資実行

本審査に通ったら、金融機関から住宅ローンを借りる書類を作成して契約成立・融資実行となります。

これで晴れてマイホームに入居できる準備が整いました。

 

●お得に住宅ローンを借りるコツ

住宅ローンは便利な制度ですが、それでも借入額は抑えたいものですよね。

ここではお得に住宅ローンを借りるコツをご紹介します。

 

✓給付金や補助金を活用する

住宅ローンを借りる前に、国が行なっているすまい給付金や各都道府県などの補助金などが使えないかチェックしましょう。

たとえばすまい給付金を活用できれば最大50万円が給付されます。

ローンを組む前に、給付金や補助金をつぶさに調べて申し込みましょう。

 

✓頭金を用意する

頭金をできるだけ用意して、住宅ローンの金額を減らしましょう。

住宅ローンは低金利ではありますが、それでも借りた金額+利息を払わなければなりません。

マイホームの購入費用を1円でも減らすには、住宅ローンを借りないことが一番なのです。

なお親族から資金援助を受けると、一定の金額から贈与税という税金がかかります。

贈与税がかからない範囲で援助を受けるのも良いでしょう。

 

✓繰り上げ返済は11年目から

住宅ローンを組むと、その年から10年間は所得税が安くなります(住宅ローン控除)。

年末時点の住宅ローン残高に比例して安くなる所得税額が変わるので、繰上げ返済を計画しているなら11年目以降になさるのがお得です。

なお2022年1月現在は、所得税が安くなる期間について一時的に13年に延長されています。

 

●まとめ

住宅ローンは数千万円にも及ぶ大きな借金ですから、金利や返済方法を選ぶだけでも支払い総額は大きく変わってきます。

今回ご紹介したコツを参考に、理想のマイホームを賢く手に入れてくださいね。

 

 

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