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毎年暑くなっていく夏の対策として、庭を涼しくするのはもはや常套手段です。
過激な暑さから家族を守るために、ぜひ涼しく過ごせるお庭を作りましょう。
今回は涼しい庭の作り方を紹介いたします。
目次
気象庁によると、2022年8月における東京都の平均気温は27.5度でした。2020年には29.1度を観測しており、非常に暑いことが分かります。
さらにアスファルト等の照り返しで、気温より暑く感じることもしばしば。
だからこそ、マイホームや庭を涼しく保つことが必要なのです。
ビオトープとは、植物と動物が共存する空間のことです。
お庭で再現する際には、木漏れ日や水場を作ることが特徴。
自然の影は日光を遮ってくれますし、水場は気化熱を発生させ気温を下げてくれます。
目にも優しく自然を感じながら避暑できるのが魅力です。
人工芝には様々な種類があり、遮熱タイプも広く販売されています。
通常の人工芝よりも表面温度を下げるため、熱さを防ぐうえに比較的長持ちします。
注意点としては、熱を外に逃すため周囲の気温が上がる可能性があることです。
定期的に水を撒くことで、人工芝本体も周囲の気温も上げずに快適に過ごせるでしょう。
駐車場には緑化ブロックを敷いてはいかがでしょうか?
緑化ブロックとは、コンクリートに穴が開いており、中に植物が植っているブロックのことです。
駐車場は車が出入りしやすいように、コンクリート敷が一般的です。しかしコンクリートは熱を反射するため、表面温度が上昇する一因となります。
しかし一部が植物で覆われていれば、その面積だけ温度上昇を抑える効果が期待できます。
インボイスターロッキングとは、熱を持ちにくいレンガのようなブロックのことです。
デザイン性が高いことから多くのご家庭で採用されています。
インターロッキングは照り返しをしないこと、保水性が高いことから表面温度が上がりにくいことが特徴です。
またブロックを組み合わせているだけなので、メンテナンスは破損箇所を取り替えるだけでOK。長期的に考えてお得な素材なのです。
若干初期費用がかかりますので、十分に検討して取り入れるかを判断なさってください。
定期的な打ち水が面倒でなければ、保水タイルはいかがでしょうか?
保水タイルとは、保水性の高いタイルのことです。
打ち水をすると長時間気化熱を発生させるため、表面温度が上がりにくくなります。
デザインも豊富に揃っておりおすすめの素材です。
つる形の植物を縦長に這わせる避暑方法です。
緑のカーテンに適切なネットと種を購入し、植物を育てます。
窓際に作れば室内温度を下げることも可能。
一番のメリットは作った作物を堪能できることでしょう。
ゴーヤやキュウリなら実を収穫できますし、アサガオやユウガオなら可愛い花で目を潤してくれます。
シンボルツリーを落葉樹にして木陰を作ることも1つの方法です。
落葉樹は基本的に、夏には沢山の葉をつけ、秋や冬に落葉します。
そのため暑い時期には木陰ができ、日光が欲しい寒い時期には邪魔をしません。
葉が落ちやすいので定期的な掃除は必要ですが、快適さと取り入れやすさが抜群の方法です。
熱交換塗料とは、塗料に含有された熱交換物質が、熱エネルギーをその場で消費するという比較的新しい塗料です。そのしくみは、熱交換物質が熱エネルギーを塗料の中で消費するというもの。
反射するわけではないので周囲が熱くなることもありません。
雨にも汚れにも強く、経年劣化しにくい優秀な素材です。ただし初期費用は安くないので、試算してから導入するかご判断ください。
夏の暑さを乗り越えるための備えについて紹介しました。
ぜひマイホームに合った方法を取り入れて、涼しく快適なお庭を作ってください。
ご家族の健康と健やかな毎日にお役立ていただければ幸いです。