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気温が下がってくると朝起きるのが億劫になりますね。
ですから「マイホームには床暖房をつけたい!」とお考えの家庭も多いもの。
「でも、平屋に床暖房って必要?他の暖房器具の方が良い?」とお悩みになるあなたのために、今回は床暖房をつけるメリットとデメリットをまとめました。
この記事をお読みいただければ、理想のマイホームに床暖房が必要かどうか判断できますよ。
目次
結論から申しますと、平屋に床暖房があるとQOL(生活の質)がグッと向上します。
気温が下がると動きたくなくなりますよね。
ご飯の準備や洗濯もしたくありませんし、そもそも布団から出ることすら嫌になってしまいます。
床暖房があればこのような「動きたくない」を解消できるのです。
朝スッと目覚められて家事に取り掛かれる。
子どももすぐに布団から出てこられる。
冬の寒い日の快適な生活をサポートしてくれるのが床暖房なのです。
「床暖房のメリットって、床が温まるだけじゃないの?」と思われがちですが、実はそうではありません。
他の暖房器具にはないメリットが床暖房には備わっているのです。
エアコンやストーブ、コタツのように、部屋を温めるものは他にもたくさんありますが、いずれも生活空間内に設置するものですよね。
暖房器具を置く場所だけ、生活空間が狭まってしまいます。
一方床暖房は床下に設置するものですから生活空間を圧迫しません。
マイホームの空間を最大限利用できるのが、床暖房独自のメリットと言えるでしょう。
エアコンをつけっぱなしにして喉がイガイガした経験はありませんか?
あれは室内の空気が乾燥するのが原因の一つです。
一般的に、室温が上がると湿度が下がり、結果として空気が乾燥したと感じます。
エアコンをつけると気流が発生するため水分量が減少しやすいことも原因と言われています。
洗濯物に風を当てて乾燥させるようなものですね。
床暖房も部屋を温めるので相対的に湿度は下がりますが、気流が発生しにくいため乾燥しにくいという特徴があります。
多少乾燥する分にも、小さな加湿器を置けば対策可能です。
乾燥による風邪や体調不良が気になる方には、ぴったりの暖房器具なのです。
タイマー式の床暖房は朝起きる時間に合わせて床暖房を作動させられますから、朝起きるのが楽になります。
エアコンでも同じことができますが、床暖房は作動音がしないので家族で起きる時間が違っても問題なし!
早起きの家族も遅くまで寝ていたい家族も、全員が快適に目覚められるのは床暖房のメリットです。もちろん就寝時も同じことが言えます。
良いことづくめの床暖房ですが、やはりデメリットもあります。
床暖房を取り入れることを決める前に、デメリットにも目を通しておきましょう。
コスト面が最大のハードルです。
リビングへの設置費用が50万円程度。
平屋の全床下に設置するなら、さらに費用がかかります。
エアコンなら1台20万円程度ですから、コスト面は慎重に検討すべきでしょう。
また光熱費も上がります。
床暖房は温まるまでに時間がかかりますし、冬の間は24時間つけっぱなしにすることも珍しくありません。
ですからエアコンやストーブよりも光熱費が上がってしまうのです。
使う頻度や時間帯によって光熱費はかなり上下するのでなんとも言えませんが、エアコンよりも光熱費が下がることはほぼありません。
ボイラーや配管等の点検や、修理費用がかかります。
床暖房は一度つければ一生使い続けられるものではなく、定期的に点検や交換が必要な設備です。
取り付ける床暖房の設備によって変動するものの、3〜5年に1度の点検が推奨されています。
メンテナンスに関する費用や時間がかかることも大きなデメリットに挙げられるでしょう。
床暖房は冬場の快適な生活を約束してくれる設備ですが、主にコスト面でのデメリットも見受けられます。
ただしコスト面をクリアできるなら、これほど便利な暖房器具もありません。
冷たいはずのフローリングが暖かいのですから、スリッパとは無縁になりますし、床に寝転がってお昼寝に興じることもできます。
エアコンとは別に足元にヒーターを設置する必要もありませんし、洗い物も苦ではなくなるでしょう。
暖かい自宅が待っていると分かっていれば、職場からの帰宅も楽しくなります。
素晴らしい生活を約束してくれる床暖房。ぜひ前向きに検討なさってください。