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「マイホームは平屋にしたいけど、収納スペースが確保できるか心配…」
平屋はバリアフリーにしやすく住みやすい家として人気を博していますが、2階3階部分がないため物が入り切るか心配という声も聞こえてきます。
ですが安心してください!
小屋裏(屋根裏)を上手に活用すれば、収納スペースがグッと広がりますよ。
目次
平屋に小屋裏を作ることには、メリットがいっぱい♪
小屋裏の大きなメリットを3つに絞ってご紹介します。
厚手のセーターや夏物のTシャツ等は、季節の異なる半年間は使いませんよね。
家族全員分の着ない服をクローゼットにしまうのはちょっと大変です。
そこで活用したいのが小屋裏。
広いスペースが確保できますから、使わない物はどんどん置きましょう。
普段使う生活スペースはすっきり整えられるので、暮らしやすさを邪魔しません。
子どもはいつか巣立ってしまうもの。
ですが自宅にいる間は子ども用の部屋を作ってあげたい。
なら小屋裏を子どもに使わせることも良いでしょう。
子どもが巣立った後は趣味部屋や収納スペースとして利用できます。
小屋裏は法律的に「小屋裏物置等」とされ
最大天井高が1.4以下
床面積が直下の階の1/2未満
と定められています。
基本的には上記の条件を満たしていれば、固定資産税がかかる法定床面積には参入されません。
つまり「固定資産税がかからないスペース」なのです。
ただし自治体によっては追加条件が設けられていることもありますので、詳しくはマイホームを建てる予定の自治体にお尋ねください。
では平屋に小屋裏を設置する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
6帖程度の場合でおよそ30万円前後。
換気扇や窓、コンセントの取り付け等が発生すればプラス5〜10万円程度。
断熱加工等を施す場合は50〜80万円程度が追加でかかります。
予算をよく検討して、小屋裏をつけるかどうか判断してください。
小屋裏は普通の部屋と異なり「物置」のような位置づけのスペースです。
そのため安全に利用するには注意が必要な場合もあります。
平屋は階段がありませんから非常に楽に行き来できますよね。
ところが小屋裏は居住スペースの上に作りますから、階段の上り下りが発生します。
設置場所によっては「はしご」になるでしょう。
荷物を抱えたまま階段やはしごで行き来することになるため、荷物の落下には十分ご注意ください。
また使用者自体が落下する可能性もあります。
階段なら手すりをつける・はしごなら開口部を大きくするといった安全策をとりましょう。
屋根に近いので、夏場は暑く冬場は寒いのが相場です。
小屋裏を快適に過ごせるスペースにする場合は、断熱素材を使用したり冷房を取り付けたりして、過ごしやすい環境を整えましょう。
また収納スペースとして利用する場合も、状態によってはカビが生える恐れがありますのでご注意ください。
天井が高すぎたり、逆に低すぎたりして小屋裏が設置できないケースもあります。
心から住みたいと思えるマイホームであっても小屋裏が付けられない可能性は十分考えられるのです。
しかし小屋裏を設置するために平屋自体を考え直すことは得策ではありません。
「住みたい・暮らしたい」と思えるマイホームにこそ、家族の幸せが詰まっているのですから。
収納スペースが確保しにくい平屋では、小屋裏を利用するのがおすすめです。
収納スペースとしてだけでなく、普段過ごす部屋としても活用できますよ。
家族が使いやすい小屋裏を設置して、生活の質を高めてくださいね。