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「夫(妻)のいびきがうるさくて寝られない…」
「生活リズムが違うから部屋を分けたい」
夫婦で寝室を分けることでお互いが快適に過ごせるというメリットもありますが、もちろんデメリットも存在します。
そこで今回は、夫婦の寝室を分ける際の注意点をまとめました。
マイホームの間取りを考える際の参考になれば幸いです。
目次
寝室を分けている夫婦は少なくありません。
ハルメク生きかた上手研究所による「シニアの夫婦関係と生活に関する意識調査2022」によると、別の部屋で寝ている夫婦は49.7%という結果でした。
この調査では50歳以上の夫婦に限定した数値ではありますが、若い世代でも夫婦別室が浸透しつつあることが窺えます。
寝室でのスキンシップが大きく減少します。
寝る前の会話もなくなりますし、夫婦2人だけで話をする機会も減るでしょう。
スキンシップや会話は夫婦円満を維持する手段でもありますので、寝室を分けた後も定期的に2人だけの時間を設けるようにしましょう。
間取りを決める上で夫婦のどちらか一方が我慢することのないようにしてください。マイホームが完成した後で揉める原因になります。
一方が別室を望んで相手が同室を望む場合は、同室でベッドを2つにする、ということもご検討ください。
最も大事なことは、夫婦2人とも納得できる間取りにすることです。
平屋の間取りを考える際に、部屋数は非常に大きな要因になります。
夫婦の寝室が1つ増えると、それだけ共有スペースや別の部屋を圧迫するためです。
広い平屋なら特に問題はありませんが、それほど広さが確保できない場合は、十分に検討されることを強くおすすめします。
相手のいびきや寝返りで快眠できないなら、夫婦別室にしてはいかがでしょうか?
愛する人に対してネガティブな感情を抱くことなく、お互い気持ちの良い毎日を過ごせます。
時には1人になりたいこともあるでしょう。
そんな時に自分だけの部屋があると便利ですよね。
自分だけの趣味部屋等があるなら無理に寝室を分ける必要はありませんが、なければ寝室を個室とするのも良いでしょう。
子どものお弁当作りや夜泣きに対応するため起き上がっていると、相手を起こしてしまうこともありますよね。
同室で寝ていると、子どものために夫婦2人とも起きてしまうことは頻繁に起こります。
子どもの世話を分担する場合も同様の事態が発生します。
しかしそれでは2人とも睡眠時間が取れず、家族として良い状態とは言えません。
夫婦別室にすることで子どもとしっかり関われますし安眠も約束されるのです。
一方が昼勤で相手が夜勤の場合、寝室が1つだと寝る時刻も起きる時刻も異なるため安眠しにくいですよね。
寝室を分ければ相手に気を遣わずにぐっすり眠れますので、睡眠不足になることもストレスが溜まることもありません。
夫婦がお互い快適に過ごせるのなら、夫婦別室にしても良いのです。
生活リズムが異なる夫婦やいびき等が気になる夫婦は寝室を分けましょう。
夫婦同室にこだわるよりも、お互いが快適に過ごせる方が夫婦円満に繋がります。
もちろん夫婦どちらも納得していることが前提ですが、寝室を分けたとしても愛情表現を怠らなければ幸せな家庭を維持できるはずです。
約半数の夫婦が寝室を分けて生活しています。夫婦別室は特に珍しいことではないのです。
ただしスキンシップは減りますから、別の形で補うようにしましょう。
幸福なご家族は、世間体よりも家族それぞれの快適さを何よりも重視して間取りを決めていますよ。