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これから平屋を建てようとしている人が悩むポイントの1つが「和室」ですよね。
あれば欲しいものの、特になくても困らないので逆に悩んでしまいます。
そこで今回は、平屋に和室が必要かどうかをまとめました。
メリット・デメリットで説明していますので、ご家庭のライフスタイルと照らし合わせながらお読みください。
目次
訳あり不動産の情報メディアを運営する株式会社AlbaLinkの「和室に関する意識調査」によると、「和室があって良かった」「まあ良かった」と回答した人が81.8%という結果となりました。
和室がある家に満足している様子が窺い知れます。
なお使い道としては1位が寝室や私室、2位が子どものプレイスペース、3位が客間または来客用スペースとのことでした。
和室が生活の中で活用されているようです。
畳の元であるイグサには、フィトンチッドという成分が多く含まれています。
このフィトンチッドはリラックスを促す香り成分なので、畳を敷いた和室には癒し効果が期待できます。
日本人だから和室が落ち着くのではなく、実際に癒し成分が出ているためにリラックスできるのですね。
普段から時間に追われている人や、マイホームではリラックスしたいという人には畳を敷いた和室がおすすめです。
畳が柔らかいので、子どもの遊び場として活用できます。
フローリングの場合は、上にクッションやマットを敷かなければなりませんが、和室ならそのような手間が省けます。
子どもが大きくなったら第2のリビングとしても使えますので、汎用性が高いこともポイントです。
客間や来客用の寝室として使えることも和室の特徴です。
日中は客間として使用し、夜になれば布団を敷いて寝室にできます。
客間と来客用の寝室を余分に備え付けているご家庭は少ないでしょうから、来客頻度が高い場合は和室+布団で対応することをおすすめします。
また両親や親戚のような高齢の人は、和室を好む傾向にあります。
膝に負担がかからない座椅子を準備しておけば、和室にお通ししたことを喜ばれるかもしれません。
定期的に畳を取り替える必要があります。
畳はそもそもイグサという草でできていますから、傷がつきやすいのです。
子どもやペットが引っ掻くと、そこからイグサが飛び出てしまいます。
また飲み物をこぼした場合は畳に染み込んでしまうので処理が大変に。
和室の出入り口を障子にする場合も要注意です。
基本的に紙ですので、少し当たると破れてしまいます。
子どもやペットは喜んで破りますので、常に障子が破れている、ということにもなりかねません。
普段の掃除も、フローリングより時間がかかります。畳の目に沿って掃除機をかけても、イグサとイグサの間に詰まった細かいゴミを取り除くのは困難です。
ペットを室内飼いしているご家庭は、毛やホコリが畳に詰まりやすいのでご注意ください。
しかし逆に、畳の掃除で癒される人もいるようです。
掃除に時間がかかる分、フィトンチッドを浴びる時間が長くリラックスできるのかもしれません。
またフローリングより愛着が湧くことも考えられます。
マイホーム全体を和で統一するなら別ですが、そうでなければ和室だけ浮いてしまうかもしれません。
またインテリアとの雰囲気が合わずに不満を感じることも起こり得ます。
統一感を出しつつ和室をつくるなら、和室だけ隠せるような構造にしたり、フローリングと並べても違和感のないモダンな和室にしたりする必要があるでしょう。
平屋に和室があると、癒し効果やその他の大きなメリットが享受できます。
ご自身が和室好きであったり、和室の利用方法をすでに決めておられたりする場合は、ぜひ積極的に取り入れてください。
逆に和室でなくても良いという人は、メリットとデメリットを読み比べた上で、採用するか判断しましょう。