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理想の平屋づくりは家事動線から考えよう!

洗濯物を集めて洗濯機に入れて、洗濯が終わったらバルコニーまで洗濯物を干しに行って、部屋に掃除機をかけて、夕食の準備をして…

毎日発生する家事、新しい家ではできるだけ面倒を減らしたいものですよね。

そこで今回は、平屋を建てる予定のご夫婦に向けて、家事動線の考え方やアイデアをご紹介します。

気になるアイデアが見つかったら、理想の間取りに盛り込むことをぜひご検討ください。

 

●家事動線とは

そもそも家事動線とは、家の中で家事をする人の動きのことです。

洗濯やゴミ出し、料理、アイロンがけ、掃除など、家事は細々とした作業があり、しかも頻繁に行わなければなりません。

つまり家事をするにあたり移動範囲がコンパクトになれば、それだけ家事自体の負担や時間を短縮できるのです。

家事導線を短縮するためには、間取り自体が非常に重要になります。

たとえば浴室と洗濯機とバルコニーが遠ければ、洗濯物を移動させる距離があるので家事動線が長く、毎日の負担を感じやすくなります。

そこで浴室の隣に脱衣所を設けて洗濯機を置き、浴室に洗濯物を干して乾燥できるようにすれば、洗濯物を動かす距離も時間も短くなり、家事が楽になる、ということです。

 

●家事動線がスムーズになるアイデア5つ

それでは家事動線が短縮できてスムーズになるアイデアをご紹介します。

✓キッチンを中心に水回りを回遊

家の中心にキッチンを、その周りに浴室や洗面所、トイレなどを配置する間取りです。

長時間利用する予定のキッチンを中心にして、頻繁に行き来する水回りを近くに配置します。

時間ができた時に水回りを覗いて、掃除やゴミ出しなどをサッと終わらせられますね。

 

✓子ども部屋はリビング付近に

お子様が小さいうちは目を離せないものですよね。

そこで子ども部屋をリビング付近に設置して、いつでも動向を見守れるように配置します。

子ども部屋へ定期的に通う必要はなく、リビングでくつろぎながら子どもの様子が伺えますよ。

 

✓洗濯機は物干し場の近くに配置

洗濯機と洗濯物を干す場所を近接させます。

庭に干すなら、洗濯機を置いている部屋から庭に抜けられる勝手口を設けると便利です。

また浴室乾燥機を取り付けて室内干しをするのも家事動線が短縮できます。

乾燥機付き洗濯機も登場していますが、毎回掃除が必要・シワになりやすいなどのデメリットも内包しているためよく検討しましょう。

 

✓リビングから玄関までの移動がしやすい配置

毎朝起きてリビングで朝ごはんを食べ、玄関を通って仕事や学校に行きますよね。

また買い物をして帰宅したら、玄関からリビング横のキッチンまで運びます。

毎日の動作だからこそ、リビングから玄関までの導線は非常に重要なのです。

玄関とリビングまでの距離を近くして、家事動線を短縮しましょう。

一時的に荷物が置ける場所を玄関に配置すればさらに効率アップになります。

 

✓ランドリールームを配置

ランドリールームとは、洗濯に関する家事がまとめて行うための部屋のことです。

洗濯機や室内乾燥機、物干し、アイロン台、洗濯物の収納スペースなどを設置します。

「脱衣所から洗濯物を集める→洗濯機に入れて洗濯する→干す→片付ける」といった、毎日発生する「洗濯」という家事を1つの部屋で完結できますから、かなりの時短になります。

完全室内干しになるので、悪天候でも気にせず洗濯できるというメリットも。

洗濯の専用スペースとしてリビングや個室を圧迫する恐れがありますが、ある程度以上の敷地面積が確保できるならぜひ加えていただきたい部屋です。

 

●まとめ

平屋の家事動線を短縮するアイデアをご紹介しました。

家の広さや間取り、家族構成、ライフステージなどによって家事動線は異なります。

毎日の家事が楽になる間取りのマイホームを建てて、快適な日々をお過ごしください。

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