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「今は大部屋として使って、子どもが大きくなってきたら部屋を仕切ろう」
このようにお考えになるご家庭は非常に多い物です。
では将来子ども部屋を仕切る場合、間取りを決める段階で注意すべきことはあるのでしょうか?
結論としては「YES」です。子ども部屋を仕切ることが前提なら、間取りを決める段階で準備しておくと後々楽になりますよ。
今回は、将来子ども部屋を仕切る予定の方に向けて、事前に知っておくべきポイントをまとめました。
リフォーム時の手間と費用を抑えられますので、ぜひマイホームの間取り確定前にご一読ください。
目次
子ども部屋を仕切る時期は、一番上の子が小学校低学年以上になってからが良いでしょう。
一般的には思春期に突入するあたりで自分の部屋を欲しがる子どもが増加します。
精神的な成長の早い子は8歳前後から思春期を迎えると言われているため、この時期から仕切りをつけることを検討しましょう。
とはいえ子どもの成長具合は千差万別ですから、8歳という年齢はあくまでも目安とお考えください。
どんな仕切り方があるのかを、費用や効果と共に紹介いたします。
〜1万円
アコーディオンカーテン等で部屋を仕切ります。
仕切り予定の部分にあらかじめ下がり壁とカーテンレールを備え付けておけば、カーテンを取り付けるだけで仕切りが出来上がります。
安価で取り外しも簡単ですが、向こう側の音は聞こえやすいのが欠点です。
〜5万円
パネル式のパーテーションを設置して仕切ります。
突っ張り棒と板状のパネルで作られたパーテーションなら、比較的手に入りやすく取り付けも簡単です。
ただし部屋の高さに合わせにくいため、上部は空間がつながっている状態になります。
10万円〜
間仕切り戸や室内ドアで仕切ります。
建具で仕切ると「部屋」と認識できるため、子どもの満足度は上がるでしょう。
マイホーム購入前から建具で仕切る可能性が高いと分かっているのなら、先に建具で仕切っておく方法もあります。
子どもが小さいうちは建具を外しておき、仕切りが必要になってから建具をはめ直しましょう。
10万円〜
間仕切りの壁を作ってもらいます。
新築時の建築会社にリフォーム部門があれば、そこに依頼しましょう。
周囲の壁に使われているクロスが手に入りやすいですし、住宅の情報も共有できるケースが多いため依頼もスムーズに運びやすいのです。
壁で仕切れば部屋はかなり狭くなりますので、子どもにもよく言い含めてからリフォームの依頼をなさってください。
子どもが独立すれば、子ども部屋は物置部屋になりがちに、
溢れるほど物があるなら物置でも良いでしょうが、自分たちだけのマイホームなのですから子ども部屋も活用しませんか?
夫婦の趣味の部屋にしたり、書斎にしたり、仕事部屋にしたりと使い方は多岐に渡ります。
たとえば将来はシアタールームにする予定なら、間取りを決める段階で防音や遮光を考慮した部屋にすると良いでしょう。
ぜひ子どもが独立してからの部屋の活用方法もお考えください。
子ども部屋を仕切る予定なら、マイホームの間取りを決める段階で準備をしておきましょう。
いざ仕切りが必要になった時でもすぐに用意できます。
子どもは1人1人異なりますから「絶対にこれが良い」という正解はありません。
しかしどのような仕切りを選んでも、子どもの自立心を促し、プライベートを尊重する親心は伝わるはずです。
子どもの心を豊かにする仕切り方を、ぜひ模索してください。