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家庭菜園はマイホームならではの楽しみ方ですよね。
土の匂いや植物が成長していく様子に癒され、収穫物を食べて喜びを感じる。
せわしない現代社会だからこそ、マイホームに家庭菜園を併設する人が増えています。
では実際に家庭菜園を楽しむためには、どのような点に注意すべきなのでしょうか?
今回は庭付き一戸建てを検討中のあなたに向けて、家庭菜園の基本的な考え方や必要な物をご紹介します。
「せっかく家庭菜園を始めたのにうまくいかない…」なんて後悔しないように、ぜひこの記事でポイントを知っておきましょう。
●家庭菜園を取り入れて自然溢れる家づくり
✓駐車スペースやウッドデッキなどの場所を確保
家庭菜園を中心に考えると抜けがちになるのが「他の庭の使い方」です。
駐車スペースやウッドデッキを置く場所など、家庭菜園以外の使い方をする場所を確保しましょう。
バーベキューをするなら、椅子やテーブルが必要になるかもしれませんね。
玄関から門を出るまでの導線も確保しなければなりません。
家庭菜園以外に必要なスペースが、どこに・どれくらいいるのか事前に考えて割り振っておきましょう。
✓日当たりが良く水はけの良い場所に設置
家庭菜園のスペースは「日当たりがよく水はけの良い場所」が最適です。
日がよく当たる南側に作れるなら最適ですが、土地や近隣の状況次第では難しいこともあるでしょう。
家が建った後にも、できるだけ日光が降り注ぐ場所を探してください。
水はけも大切な要素です。
水はけが悪いと根腐れを起こしてしまったり、できた野菜の質が悪くなったりします。
土地の水はけが悪い場合は、排水路を作るか、水はけが悪くても育つ野菜を選んで植えましょう。
✓ドアや窓から離れた場所がおすすめ
家庭菜園は、ドアや庭に面する窓から少し離れた場所に作ることをおすすめします。
入り口近いと、虫が家の中に入り込みやすいためです。
通常の植物でもそうですが、家庭菜園は「食べられる野菜」を育てるので余計に虫がつきやすいのです。
殺虫剤や農薬を撒くとしても、薬剤が部屋に侵入するかもしれません。
薬剤を撒くとしても、やはりドアや窓からは少し離れた場所に設置するのが良いでしょう。
✓水栓取り付け場所を検討
家庭菜園に必要不可欠なエクステリアの1つが「水栓」ですよね。
小さな家庭菜園ならキッチンで汲んだ水をジョウロで撒けばよいのでしょうが、大きめの家庭菜園ですとジョウロでは間に合いません。
ですから庭に水栓を取り付ける場所が必要になります。
水栓からホースを引き、家庭菜園に水を撒き、その水が排水されるまでを想像しながら水栓の場所を決めてください。
なお車を所有するなら、事前に車を洗うことも考えておくと後が楽です。
✓排水溝はこまめに掃除できる場所に
毎日水を撒くのですから、排水溝は詰まりやすくなります。
そのため、掃除がしやすい場所に排水溝を設置することも重要です。
普段の掃除は、濡らした新聞紙を散らしてホウキで掃く程度でOK。
汚れがひどくなってきたら重曹などでキレイにしましょう。
もし排水溝が詰まってしまった場合、水道修理やハウスクリーニングの業者に依頼することになります。
費用は1万円以上かかりますから、余計な出費を防ぐためにも普段から掃除を欠かさないことが大切なのです。
✓スペースが少ない時は
家庭菜園に使えるスペースが少ない時は、プランターや鉢植えを使ったり、室内や縁側で育てたりする方法もあります。
育てられる植物は限られてしまいますが、持ち運びも便利で収穫も簡単です。
特に室内で水耕栽培を行うなら、自然を感じられるうえに見せ方次第でインテリアにもなります。
●まとめ
マイホームで家庭菜園を始めるなら、場所の確保だけでなく上記のような点にも注意しましょう。
家づくりの前からしっかりプランを考えて、マイホームでの家庭菜園をめいっぱい楽しんでください。