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color.2 「人が見る」色

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人はどのようにして色を見ているのか?

 

それは光を網膜が、脳に電気信号として送ることで色を認識しています。

こういう話はcolor.1で触れればよかったですね(~_~;)

ただこれは掘り下げると難しい話になってしまうので、

こちらはさておき、、、

 

 

今回は「人が見る色」についてお話していきます。

図1

皆様よく目にする道路標識、注意を促すものはだいたいこのような色で構成されていませんか?

それにもきちんと「色」を利用した工夫が施されています。

 

例えば上の画像のようなものだと、

「誘目性」という人の目を引く力があります。

 

これは人の意志とは関係なく、情報を視界に飛び込ませる性質のことで、

彩度が高い暖色や、白赤・黄黒の組み合わせも誘目性が高くなります。

身の回りではまさしく「危険」や「注意」を促す看板などに誘目性の高い配色が使われています。

 

 

pb1[1]

次はこちら!また事例が道路関係の標識になってしまいましたが、、、

「可視性」と見つけやすさに色の力を使ったものです。

 

これは自ら情報を探した時の見つけやすさのことで、

可視性が高い色とは、 背景色との明度差が高い色の組み合わせになります。

そして上の画像の案内標識は、遠くからでも見つけやすいように、明度差の高い配色が施されています。

 

ちなみに白が最も彩度の高い色なので、よく使われるのでしょうね!

 

 

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最後は「可読性」というものです。

 

これは読みやすさという部分での色の使い方になります。

瞬間的に読むことができるかではなく、目が疲れにくく読み続けやすい性質のことです。

背景色とのコントラストが適度に保たれた組み合わせは可読性が高く、

よく書籍の紙にはクリーム色が使われていたりします。

最近は電子書籍などもありますが、本物の本にはこういう優しさもあるんですよ?( ^^)

 

 

今回は直接的な住宅に関わる事例は出てきませんでしたが、

目を引く・目立つ・疲れにくい色合いといったところで参考になればと思います(@^^)/~~~

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